先輩インタビュー

中堅 Cさん

患者さんからの「ありがとう」の言葉が
私のやりがいです

看護師になって4年目であり、当院に入職する前は、岩手県内の病院で2年間働いていました。前職では療養型の病院に勤務していましたので、看取りの経験もあります。当時、新人だった私にとって、看取りという場面は気持ち的に辛いものがありましたが、看護師として貴重な経験になっていると思っています。
当院で働き始めて2年になります。今は、第一希望だった内科病棟に勤務しています。なぜ内科だったのかと言いますと、急性期を学びたかったのと、循環器や消化器も勉強したいと思ったからです。

内科病棟は47床ほどですが、患者さんの疾患もさまざまです。循環器内科では、心不全や狭心症、内分泌系内科では、糖尿病教育入院、呼吸器内科では肺炎、消化器内科では、胃がんや大腸がん、その他総合診療科もあります。このようにさまざまな診療科の患者さんが入院されますので、それぞれの病態について勉強するのは、なかなか大変なことです。分からないことは、教科書や参考書で調べたり、ネットで検索したりしながら勉強しています。事前にどのような病態の患者さんが入院されるかが分かれば、空いた時間に調べて準備するようにしています。一人で患者さんを受け持つこともありますが、内科系救急の疾患は、それぞれ対応が似ていることもあり、何とか対応できるようになってきました。でも、緊急入院の場合はさすがに自分だけでは難しいこともありますので、先輩に聞いて助けていただいています。

看護師として4年目になりますが、目指す看護師像や、これから自分が進みたい方向など、まだまだ方向性は固まりません。今はただ、自分にできる精一杯のケアを提供しながら、患者さんが元気に退院される姿が見たいという一心で頑張っています。また、患者さんのご家族のケアやサポートも大切な仕事の一つだと思っています。
入院されても状態が悪くなり、ご自宅に帰れなくなる患者さんもいます。ご家族には患者さんの状況をお伝えし、理解していただき、療養型(慢性期)の病院への転院をサポートしています。ご家族にとってはショックなことですし、特にこのコロナ渦では思うように面会もできず、なおさら辛い状況にあると思います。ご家族が病院に来るときには、患者さんの状況を伝えるなどのコミュニケーションを心がけています。私は患者さんやご家族との関わりについてはまだまだ勉強中ですが、内科病棟で働く中では、前職場での「看取りの経験」がとても役に立っていると思います。

転職した当時、プリセプターの先輩は、私のことをよく理解して、指導もしっかりしてくださいました。先輩方も皆さん良い方ばかりで、人間関係も良好な職場です。忙しい病院ではありますが、患者さんの「ありがとう」の言葉に支えられながら、やりがいを持って頑張れる病院だと思います。