先輩インタビュー

透析認定看護師 Mさん

「患者さんファーストの看護」をモットーに、
透析看護のさらなる向上を目指します

現在私は、透析認定看護師として働いています。当院には1年前に入職しました。
当院は交通の便もよく、総合病院であることから、患者さんは「何かあったらすぐ診てくれる」という安心感を持っています。また、施設もキレイで清潔感があり、透析室ではベッド間隔が広いなど、患者さんにとって居心地がよい環境となっています。そして宇都宮市全域で送迎も行っていますので、通院しやすいと考えています。

私は8年前に認定看護師の資格を取りました。認定看護師の資格を取ろうと思ったのは、看護師になって3、4年目で泌尿器科に勤めていた時に、透析を受ける患者さんから言われた言葉がきっかけでした。
「透析しながら、私は今後、どういう感じで生活を送ればいいの?」と。
私はその問いかけにハッとし、そこから患者さん重視の看護というものを考えるようになりました。看護師になったばかりの頃は、透析機械の操作などの知識や技術を身につけることに重きを置いていました。患者さん目線ではなく、医療者としての目線で、患者さんと接していたように思います。それから認定看護師を取るために勉強し、専門性の高い透析施設に転職しました。
現在は、透析治療に対する知識だけでなく、「患者さんが透析しながら、どう社会復帰していくか」「どのように生活していけばよいのか」という、患者さんの「生き方」を考えながら看護をしています。透析をしている患者さんは水分・食事の制限がありますし、合併症も併発しやすい状況にありますので、日々変化する患者さんの状況をアセスメントし、透析を含めた生活を一緒に考えていきたいと考えています。

透析看護に興味のある方、未経験でも全く心配ありません。知識・技術は後から自ずとついてきます。まずは患者さんとのコミュニケーション力を高めていきましょう。そして、勉強して得た知識はスタッフや患者さんにフィードバックしてほしいと思います。患者さんに寄り添った看護に興味がある方は、ぜひ見学にいらしてください。